【サムスンショック】「日本復活」なんて夢のまた夢なのかもしれない現実

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読売新聞が10/22夜に報じた「「サムスンショック」で早期退職募る日本企業」という記事が話題です。

要するに

  1. 中国スマホメーカー台頭で、韓国のサムスン電子の高級スマホのシェアが落ちた。
  2. その影響でサムスンにリチウムイオン電池を供給している日立マクセルの営業利益が落ちた

という内容です。

ただ、これだけの話で、よくあるニュースです。ほんと、これよくあることです。TDKとか富士通とかで。

ただ、ネットの反応は・・・

  1. サムスンに採用されなくてよかった
  2. 国策がひどいからそうなる
  3. 韓国なんかアテにするなよ
  4. これを機会に日本は中韓への輸出を自粛してはいかがでしょう

視点が違うような気がします。

結局、中韓嫌い(特に韓国嫌い)みたいな風潮が出るのですが、日中韓は経済では密接につながっており、経済では一心同体です。

「SAMSUNG」は今から25年くらい前に出てきたメーカーで、日本では当初はディスカウント商品屋さんで格安家電を販売していた五流メーカーです。しかし、そのころのイメージが抜けないうちに、10年くらいしたら世界でもナンバーワンのメーカーにのし上がっていました。

日本では知名度は低かったのですが、世界では超有名ブランドになっていたわけです。

日本でも、2000年に入ってからはスマホブームもあって知られるようになりましたが、日本メーカーなんぞ太刀打ちできない巨大メーカーになっていました。

日本のメーカーがサムスンの下請けなのは必然なんです。

もちろん、そういうところがわかっているご意見もあります。

  1. 韓国メーカーが中国メーカーに負けてるだけ
  2. サムスンショックというのは、韓国コケたら日本は終わりと煽ってるにすぎない
  3. 日本企業が韓国の下請けで運命共同体になってる例
  4. サムスンの下請けである日立マクセルの自業自得

似たような話が、中国の「ハイアール」です。これは白物家電のメーカーですが、8年くらい前には、中国の「ハイアール」が台頭して、世界ではすでに有名になっていました。

日本では、やっとおととしくらいになって家電量販店に安い家電ということで「ハイアールブランド」が並んで知られるようになりましたが、今でもご存じない方も多いのではないかと思います。

現状、白物家電では世界最強メーカーです。

この「ハイアール問題」はもっと深刻なものになるでしょう。なぜなら、日本はハイアールが儲けても利益を享受できないからです。そういう、意味では「韓国メーカーが中国におされている」という現実は日本でも深刻に考えないといけない事案です。

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結局、経済問題でも「嫌韓中」が出てくるのは、こういう韓国や中国に依存している現実を知らないからだと思いますが、そういうことを言ってるうちは、電機メーカーの「日本復活」どころか、日本経済復活なんて夢のまた夢なのではないでしょうか。

もちろん、経済分野は多岐にわたるので、日本が中韓を下請にして中国市場に進出するという逆の事例もあるわけです。たとえば、イオンの事例です。ただ、それも結局は中国経済(消費)に依存しているという事実があるわけです。

この中国を市場とするよう動いたのが2000年より少し前くらいからで、日本では小泉・ブッシュ時代に最盛期となっています。

これはこれで、経済施策としてひとつの方法ですが、中国が世界に台頭する機会を与え、日本やアメリカが没落したという結果になったことは忘れてはいけません。結局、小泉・ブッシュ時代の新自由主義というのは中国台頭の仕掛けであったわけです。

アメリカはオバマ政権になってから、これを逆転させようとしています。TPPもそのひとつだと思いますが、日本は今でも中国依存を抜け出せません。円安政策も、その悪い例のひとつです。

他国のことをとやかく言うよりも、自分たちの国の現状と先行きを考える方がよほど国策にかなうと思います。

「サムスンショック」で早期退職募る日本企業
日立マクセルは22日、スマートフォン向けのリチウムイオン電池の受注が急減したため、コスト削減策として早期退職者を募集すると発表した。対象は社員2500人のうち5%前後となる見通し。
これに伴い、2015年3月期連結決算の業績予想で、本業のもうけを示す営業利益の見込みを85億円から51億円に引き下げた。
日立マクセルはリチウムイオン電池を主に韓国サムスン電子の高級スマホ向けに供給してきた。しかし、中国メーカーの台頭などによる競争の激化で、今年に入ってサムスンのスマホのシェアが急落する「サムスンショック」と呼ばれる事態となり、その余波で電池の受注が落ち込んだ。早期退職の対象は40歳以上の正社員。募集期間は11月下旬~来年1月15日で、来年2月28日付の退職となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141022-00050145-yom-bus_all

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