【パスポート必要】米軍基地に囲まれた日本人の家に住む苦悩

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2014年2月7日、朝日新聞の記事で「306度、米軍基地に囲まれた日本人の家」が報じられました。

米軍に囲まれた「孤島」の民家 来客はパスポート必携
日本に住みながら自宅の周りは米国のルールが支配する。そんな場所が全国で唯一、横浜市内にある。米軍住宅に囲まれた「飛び地」で暮らす夫妻が、長年にわたって日常生活で制約を受けたとして、約1億1500万円の損害賠償を国に求める訴訟を横浜地裁に起こした。「私たちは日本にも米国にも人権を守られていない」と訴える。
http://www.asahi.com/articles/ASG2654ZYG26ULOB015.html

いわゆる「飛び地」になりますが、周囲が横浜の米軍基地なのです。

「306度、米軍基地に囲まれた日本人の家」とは?


場所は「YOKOHAMA DETACHMENT」と呼ばれる米軍横須賀基地が、その北西側に広大な土地を接収によって今も管理しているのですが、そこに米軍根岸住宅があります。

YOKOHAMA DETACHMENT
神奈川県横浜市中区根岸台
https://www.facebook.com/yokohama.detachment

米軍根岸住宅の中に家がある日本人


戦後すぐに、ここに土地を持っていた佐治さん一家は住宅を除く周囲の畑をアメリカ軍に強制接収されてしまいました。そのため、自宅は飛び地の中になってしまい、米軍住宅が出来た後はパスポートが必要な生活が続くようになってしまいました

米軍根岸住宅(YOKOHAMA DETACHMENT北西)
横浜市の中区、磯子区、南区にまたがる約43万平方メートルの土地

佐治さんの自宅はゲートから650メートルほど入った青い屋根の2階建て民家。住民は顔写真入りの通行証の掲示が必要で、来客はパスポートを持参しなければなりません。(位置はたぶん下の地図の位置)

なお、「YOKOHAMA DETACHMENT」の近隣は古くには「横浜競馬場」もあり、中には今でも歴史的建造物(一等馬見所など)が残っています。ここも一度接収されたエリアでしたが、1981年に接収解除となりました。

戦争で何もかも奪われた国民、そしてまだ終わっていない対米戦争


今の若い世代は知らないかもしれませんが、戦時中は戦時徴用で寺の鐘や個人所有のヤカンまで徴用され、神社や寺にある貴重な文化遺産も徴用されました。さらに、戦後は米軍に土地を接収される時代がありました。米軍は財産を持つ国民から接収することで、反抗できないように弱体化させるために、こういった接収を行っていました。上の例のようなことだけではなく、多くの国民が接収で苦労することになりました。

土地などはその後日本国に戻りましたが、区画整理や道路整備によって、土地が個人に戻ってきたわけではありませんでした。私の実家も多くの土地と財産を戦中・戦後に奪われてしまい、食べるものもないという相当の苦労をしてきました。

戦後の日本は本当に何もないところから始まり、今の繁栄があります。

今の平和はかつての戦争の苦労の上に成り立っているのです。

今も、米軍基地の中に住むことを余儀なくされている人々にとって、戦争はまだ終わっていません

今もこの家に住む佐治さんは、2003年の米軍のイラク侵略時には日米地位協定が規定する排他的管理権を盾に家に帰ることが一時できなくなったりもしています。また、水道が来たのは平成12年になってからで、それまでは井戸水の生活だったのです。

日本共産党の横浜市会議員 古谷やすひこ氏のブログ
http://furuyayasuhiko.blog15.fc2.com/blog-entry-1554.html

YOKOHAMA DETACHMENT を検索する場合は注意


なお、検索で出てくる「Negishi Housing Detachment – CNIC – U.S. Navy」にアクセスすると以下のような画面をブラウザが出して警告してきます。

2014-10-15_052849

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